生活
このエントリーをはてなブックマークに追加

人間国宝級の巨匠、黒木国昭氏のガラス工芸公開デモを見に行ってきました

DSC38_56

前回、グラスアート黒木(宮崎県綾町)で11月22日(金)~24日(日)に開催された『ガラス祭』の様子を紹介しました。その祭りのイベントで、国の「現代の名工」に認定されているガラス工芸作家、黒木国昭氏が緊張感あふれる迫力のデモンストレーションを行っていたのでその様子です。

 

黒木国昭氏は、平成元年に綾町で工房創設、創作活動に取り組みながら宮崎県の文化振興に大きな役割を果たしてきました。作品は高い人気があり、世界のガラスの聖地ヴェネチアで展覧会を成功させるなど、日本のみならず世界各地で展覧会等の文化交流を行い、「綾町」、「宮崎県」を発信してきました。
今や日本を代表するガラス工房では50名以上のスタッフがおり、地域の雇用や定住人口の増加に貢献しているとか。

 

いよいよ始まります^0^ !「ガラス祭」|グラスアート黒木

http://www.glass-art-m.com/news/1060.html

 

黒木国昭先生以外に9名のスタッフが制作に臨みます。
大作を制作するとのことで、黒木先生以外のスタッフの作業も重要になるとか。

DSC38_01

 

今回の制作は、飾皿 金・プラチナ象嵌「光琳」。
純金、プラチナ、ミルフィオリ(ガラスで出来た模様)を埋め込み、何層もの色を重ね、7層のガラス層を持つ70cm以上の大きな皿です。
中心の部分は純金を溶かした金色を特別に使用するとのこと。

DSC38_01a

 

完成写真には出てないですが、縁の方の副輪にレースガラスを綺麗に散らした状態の作品ができるとのこと。
この棒がヴェネチアで生まれたレースガラスで、装飾力を高めます。

DSC38_02

 

吹き竿です。この長さ140cmの先に約3kg~10kgのガラスをだんだん重ねていくのです。

DSC38_02a

 

こちらから空気を吹き込んで、竿の反対側に付くガラスに空気を入れて大きくします。

DSC38_06

 

この先にガラスが付き、1000℃以上になります。

DSC38_07

 

こんな感じで炉に入れます。炉からの熱を防ぐ人がいます。

DSC38_08

 

最初は小さいガラスからスタートです。制作時間は1時間ちょっととのこと。

DSC38_12

 

こんな感じで息を吹き込んで物を大きくします。

DSC38_12a DSC38_13

 

これがミルフィオリ(ガラスで出来た模様)です。本体と同じ温度になるように加熱中。

DSC38_14

 

本体をクルクルと回転させて形を整えます。

DSC38_15

 

ミルフィオリを埋め込み中。

DSC38_16

 

こんな感じに花模様が付きました。この後ガラスを重ねて、さらに花模様を付けます。
積層ガラスといって、ガラスを重ね非常に奥行きが出て綺麗になるとのこと。

DSC38_17

 

透明感のあるガラスを重ねて徐々に大きくなっていきます。ゴロゴロして形を整えます。

DSC38_18

 

金箔とプラチナを表に巻き付け、形を整えます。

DSC38_19

 

1300℃~1400℃のガラスが入っている溶解炉に入れて、本体にさらに透明なガラスを巻きます。

DSC38_20

 

形を整えて、

DSC38_21

 

こんな感じになりました。形が大きくなっています。

DSC38_22

 

炉で加熱中

DSC38_23

 

色の付いたガラスを巻き付けています。

DSC38_24

 

こんな感じになりました。

DSC38_25

 

さらにまた別の色のガラスを巻きるけます。なんだか美味しそうになりました。

DSC38_28

 

本体の制作と同時並行で、スタッフが自発作業で作品のフチの方の副輪になるところを制作中。

DSC38_29a

 

それがこんな感じに大きくなります。レースガラスも付いています。

DSC38_30

 

透明なガラスをグルグルと巻き付け中。

DSC38_31

DSC38_32

 

一方、本体の方は金箔を表面に巻いてこんな感じに。

DSC38_33

 

炉で加熱して透明なガラスを重ねます。

DSC38_34

 

形を整えて、

DSC38_35

 

炉で加熱、

DSC38_36

 

また形を整えての繰り返しです。

DSC38_37

 

一方、フチの方の副輪はこんな感じに。

DSC38_38

 

本体の方は、息を吹き込むなどで、

DSC38_39

 

こんなに大きくなりました。かなりの重量、かなりの温度、作業は過酷になります。

DSC38_40

 

竿の付け替え作業中。綺麗な色味になっています。

DSC38_41

 

そしてグルグルと透明なガラスを巻き付け中。

DSC38_42

 

こんな感じで穴が開いているところに、

DSC38_43

 

スタッフが同時並行で制作していたフチの方の副輪をドッキング。
温度差、ガラスの柔らかさを同じにしないとだめなので、ドッキングのタイミングがむずかしいとか。

DSC38_44

 

さらに作業は続きます。

DSC38_45 DSC38_46 DSC38_47

 

竿を冷やすために水をかけたりも。

DSC38_48

 

だいぶ綺麗になってきました。

DSC38_49 DSC38_50

 

完成が近づきます。

DSC38_51

 

お皿の形のようになってきました。

DSC38_52

 

ここからさらに開いていき、フィニッシュです。

DSC38_53 DSC38_54 DSC38_55

 

制作時間は約1時間30分。こんな感じになりました。

DSC38_56

通常、大作を制作するときは日中の時間を避けて、朝早くから作成するため、一般の人はなかなか観る機会はないとか。今回は公開デモンストレーションということで、大勢の観衆の前で半世紀積み重ねてきた技能を披露して頂きました。
ちなみに、出来上がった作品はその場にいた観客の一人がお買い上げになりました。

 

 

ブログランキングに参加しています。クリックで応援お願いします!
にほんブログ村 地域生活(街) 九州ブログ 宮崎県情報へ

この記事を書いた人: Jotaro

宮崎県都城市にあるBTVケーブルテレビの社員(2年目)です。冷や汁が好きです。2013年8月に初めて一眼レフを入手、2014年7月にニコンD810をゲット!写真にあきつつある今日この頃ですので、動画用にパナソニックGH4と3軸ジンバルBG001-Proを手に入れて遊んでいます。最近は3DCG制作を勉強中。